能力を高める手段

釧路湖陵高校では11月12日(火)~11月15日(金)で定期試験が実施されます。

前の定期試験が9月3日(火)~9月6日(金)で実施されたので、大雑把に言えば、約2か月間の学習内容の習得が第一義的に大切なこととされるでしょう。
ただ、受験で使わない科目があるとか、定期試験が大学入試に耐えうる内容ではないとか、様々な理由をつけて勉強をしない生徒もいます。また、そもそもそんな理由をつけることなどもせずに勉強しない生徒もいます。
しかし、どうなのでしょう。その学習内容を習得できるのならするに越したことはないのですが、習得するかどうかよりも、習得すべく頑張ることに価値があるのではないでしょうか?

習得すべく頑張るためには、
他の科目とのバランスを考えながら計画的に勉強を進める必要があるでしょう。
教科書や資料集を読み理解する必要があるでしょう。
場合によってはよくわからないので先生に質問するために自分がどのようなことが分かっていないのかを言語化する必要があるでしょう。
他にもたくさんあると思いますが、これらの経験を通してあなたの能力が上がっていると考えることはできないでしょうか?
その科目で習得する個々の知識よりも汎用性のある能力を身に付けているかもしれません。
受験で使わないという理由だけで勉強しなければ、この能力を養う機会を失っていることになってはいないでしょうか。
さらに、「理解する」とか「わかる」というのは、おそらく相当複雑なプロセスを経て至る境地であると思います。今、あなたが「数学」の問題を解けているのは、「英語」や「国語」や「理解」や「社会」の勉強をしてきたおかげかもしれません。なぜなら、何かを理解する場合、それ単体で理解することは極めて難しいからです、他との比較があるから理解に至ることが多々あります。「数学」の点数が伸び悩んでいるのは「英語」の勉強をしていないことが原因となっていることも十分にあり得ると思うのです。

点数を取ることではなく、その科目の内容をきちんと習得しようと頑張ったのなら、その勉強は絶対に無駄にはなりません。その努力はあなたの能力を向上させているからです。

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